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ひとつよが

一陽来復 冬至点

冬至点を超えて



キリリとした冬の空気に

光りの粒子が眩しい


穏やかな風が

水面に柔らかな波を

描き続ける


宇宙の青を写し出した舞台で

真新しい光の粒子が踊る


五感を乱暴に刺激してくる

日々のニュースの荒波との表裏で

目の前の湖面の優しい波紋は

ざわついた心を宥めてくれる


胸が塞がれるような出来事に

他人ごとのよう佇むしかなく


この瞬間

昨日と変わらず

自分は無事でいることに

不必要かもしれぬ

後ろめたさを感じることで

自分を正当化している



ということに

気づいてみたり

浸ってみたり



感情と思考の渦を

絡ませて思う存分

行ったり来たりさせてみる


矛盾

陰陽



それでも

そこに変わらずにある

光の存在と

それを映し出す存在を

忘れないように



柚子の代りに

有機レモンを使って

辛口の白ワインに

甘いバニラビーンズ

星を浮かべて

洋ナシをコトコトした

2024年12月21日の宵




















一陽来復

感謝


 

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