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ひとつよが

パロサント&ホワイトセージ

浄化と沈静の時間


全ての音、ノイズを取り除き


たった一人の時空間を用意する



ちょっとした儀式のように


丁寧に火を点け


それから起こる全てのことを


五感を研ぎ澄ませ観察し始めると


もうひとつの感覚がどこからともなく目を覚ます




まっすぐ

立ち上った白い煙


直線のあとに

何かを伝えるかのように

曲線で描写し始める




謎解きをしている間に

目の前の空へと

あっという間に

跡形もなく消えていく


力強く空へと聳えた頃の

枝や葉を追いかけるように


炎は小さな赤い点と線で

灯火というには儚すぎる光と

チリチリと微細な音を呟き


炭へと変わる直前まで

健気な葉脈を浮かびあげる


太陽の光

大地の恵み

雨粒の水滴

山からの風


この脈の一筋残らずに

通い流れていた

ある日々のことを

まるで夢の中に

思い出すかのように



 

参考サイト:

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