YOGAを深めていれば必ず出会う一冊。
聖書の次に世界で発行部数が多いインドの聖典。
『バガヴァッド・ギータ』を最初から最後まで順番通りに
通読したのは一度きりですが www。
カードをひく、という楽しみを習慣にして
毎日バガヴァッド・ギータに触れています。
54枚のバガヴァッド・ギータカードの中から一枚をひきます。
カードには楽しいイラストとともに選ばれたキーワードが記されています。
付属の小冊子には、そのキーワードについて簡潔に説明してくれています。
以前はこの小冊子に書かれている内容のみを読んでいたのですが
最近は、その前後も読み解きたくなり、全18章700節の全詩が記載されている本で
その章を再読するようにしています。
すーーっと理解できる節もあれば
何度も繰り返し読み返さなければならない部分もあります。
ちなみに、今日のカードは
【パンチャカーラナーニ 行いの5つの要素】
本書 18章 14節
「行いの5つの要素」とは
①肉体
②自我意識
③感覚器官・行動器官・感情・知性
④生命の力(呼吸・消化・循環・逆流・排泄)
⑤1~4を調和させる法則
であることが記されています。
この一節だけでは難しいので
18章全体を読み解くことで理解を深めます。
18章は最終章でもあり、最も多い78節からなっています。
かなり集中して読まないとすぐに気が散ってしまい、
何度も何度も同じ行を読むことになる^^。
迷い・苦悩・生き方・在り方・目の前にある矛盾・死生観など
自分では言葉に出来ない悶々とした多くのことを
戦士アルジュナに説くグル(先生)クリシュナの言葉に学びます。
昨日今日で引いたカードが同じであれば
同じ章や節を読むこともしばしば。
連日で同じカードをひくこともよくあります。
きっと今の自分に必要な学びや理解なのだと
改めて深く読み込みます。
たった一日ちがっただけでも
昨日とはまた違った解釈が沸き起こったり
同じ理解でも少し深めることができたり。
その違いや変化、または一致は自分自身そのもの。
自分自身の観察をしているようです。
毎日、毎時間、毎秒、今この瞬間も、
絶えず少しづつ(あるいは時には大胆に)変化しているこの世界。
そこで読まれている紀元前から伝わる『バガヴァッド・ギータ』。
21世紀の今もなお世界中で多くの人に
何度も何度も繰り返し読み続けられるのは
いつの時代でも
『人間とは何か?』
『自分とは何か?』
『生きるとは?死ぬとは?』
という普遍の疑問の答えを知りたい、
理解したいという欲求に
700の詩を通じて応えてくれているからだと思います。
そして今この難しい時代こそ、
古より多くの人々の問いに応えてきてくれた言葉の数珠を通じて
大切な教えや気づきを与えてもらえるかもしれません。
蛇足ですが😉
亡くなった赤塚不二夫さんの作品「天才バカボン」のバカボンは
『バガヴァッド・ギーター』の
『バガヴァッド』の漢訳=『薄伽梵(バギャボン)』からというのは
有名なお話です。
『これでいいのだ!』
まさにこの一言に尽きますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
日々の徒然はInstagramにて発信中
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