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ひとつよが

チャクラ चक्र chakra



ひと昔前は『怪しげ』と捉えられていたチャクラについて。 (私だって怪しいなぁと思っていましたよ!)


ヨーガをしていたら必ず辿り着く言葉と概念です。


ここまでヨーガが普及して

かなり多くの方がチャクラという言葉を

割と耳にするようになったのではないでしょうか。


そこで一度チャクラについて私なりに

簡単にまとめてみたいと思います。


(いろんな解釈があるので あくまで“私なり”にです)

 

その前に。


マルマって?

ナディ―って?

プラーナーって?



中医や陰陽五行論で知られる【経絡や経穴(ツボ)】と言うと

日本では親しみ深く、鍼灸治療を受けている方も少なくないですね。


ツボ押しにいたっては

誰しもが一度はどこかしら押した経験があるのではないでしょうか?


便秘のツボ

花粉症のツボ

頭痛のツボ   などなど



【経穴(ツボ)】を【マルマ】


【経絡】は【ナディ―】


そこを通るエネルギーは【氣】であり【プラーナー】


と置き換えると分かりやすいかもしれません。



【経穴・マルマ】も【経絡・ナディ―】も【氣・プラーナー】も

目に見えるものでもレントゲンに写るものでもありません。


【経穴(ツボ)・経絡】は馴染み深く

怪しいと思う人も少ないような気がします。


中医、漢方や鍼灸院を通じて

経絡や経穴のイラストや模型を目にすることも多く

特に日本人には親しみがあるのかもしれませんね。


ひとつよがでも経絡陰ヨガでは

経絡や経穴にアプローチしたアーサナを行っています。



中国とインド。


違う土地・風土・文化のもとで発達し解釈・伝承されてきたので

独自の捉え方があったり似ているところも多かったり。


細かなニュアンスや捉え方は異なるものの共通項がとても多い。


(インドから中国に伝わったという説もあるほど。)



尊敬してやまない伊藤武先生の著書

(とても面白いのでおススメです!)


以下引用

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ツボとマルマの大きな違いは

マルマは<からだ>と<こころ>の交流点である


中国にはこの考え方がないではありませんが

インドの場合、ひじょうに顕著になってくる


マルマは肉体の一部である。が

同時に精神機構の一部である。


肉体に在りながら<こころ>との交流点であるがゆえに、

マルマは瞑想のかっこうの対象となる


引用終わり

_________________________________



古代医学の“マルマの知識”(*)がヨーガの“チャクラの知識”に再編され

重要な【大マルマ】=【損傷すると即死あるいは1日以内に死に至る!】を

【チャクラ】と呼んでいます。


日本語で【断末魔】と言われる急所です。


【断末魔】の末魔は、サンスクリット語で『マルマ』の音訳。


マルマが断たれること=断末魔、の由来です。



なるほど!


怪しいどころか、

日本語にもその認識が言葉になって置き換えられていたのです。


確かに【7つの大マルマ=チャクラ】は一撃で命に係わる所謂、急所です。


(*マルマの医学は約2000年前に編纂された外科医典『スシュルタ本集』に

論拠をおくもの)


 

前置きが長くなりましたが ようやく大マルマ=【チャクラ】について。


チャクラの意は【車輪・円を描くもの・回転するもの・円】など。



7つのチャクラは会陰部から頭頂にかけて通る最も重要なナディ― (経絡・エネルギーライン)の

【スシュムナー・ナディ―】上に位置します。




その左右を支えるように流れているのが

左の【イダー・ナディ―】

右の【ピンガラ・ナディ―】


良く行われる調氣法(プラーナヤマ)ナディショッダーナ(片鼻呼吸)では

この左右のエネルギーラインを調えています。

(ちなみに私たちの身体には7万2千のナディ(経絡)があり、経穴(ツボ)は354(361)穴とも。)




7つのチャクラは

下から第一チャクラ

頭頂の第七チャクラまで

スシュムナ・ナディに配置されています。


この7つのチャクラが上手く回転することが出来ないと

エネルギーラインの流れが閉ざされてプラーナが滞り、


心身の不調が生じるとされています。



 


新幹線に例えると分かりやすいでしょうか?


例えば東海道線。


その主要駅(大マルマ=チャクラ)の品川や新横浜などで


事故や故障が起きた場合、その前後、または東海道線全体に


支障がでます。


あるいは大きな災害が起きた場合は広い範囲でのインフラが止まり


人、物、情報、電気ガス水道などが止まってしまいます。



エネルギーが流れなくなってしまう。


私たちの生活そのものに関わってきます。



地理上でのエネルギーの駅・ターミナルのような役割をもっているのが


私たちの身体にある【チャクラ】と考えていいと思います。



プラーナーヤマ(調氣法)によってスシュムナやその他のナディ(線路や道路)の滞り(渋滞)を防ぎ、


アーサナによって各器官や健康な身体が調い(車両や線路・駅施設の修理・点検)


瞑想は思考や感情、意識(時刻表・人材配置など全体システム管理)のお掃除です。



それぞれをきちんと調えることでチャクラも正常に稼働し


心身の健康が維持されることでより快適に生きることに繋がります。



 

それぞれの駅に役割があるように


7つのチャクラにも役割があります。



各チャクラの名称・色・関連器官・関連する意識についてまとめてみました。





例えば、それぞれの感情を身体のどのあたりで感じるかを

思い出してみましょう。


生きる気力ややる気は腹の底から生まれる気がします。


大きな決心をするときは腹をくくるとも言う。


あたたかで優しい気持ちは胸の奥で感じたり


何かを伝えたいときは喉の奥から言葉がでてくる。


伝えにくい時は喉の奥がつまったようになる。


アイデアは眉間やおでこにピン!と浮かんで


両目の視線は眉間に運ばれる。




これ以外にも各チャクラに対応する


マントラ(真言)やハスタムードラ(手印)、アーサナなどもあります。





 

蛇足ですが(笑)。


眉間のことを英語のヨガのクラスでは


【Third Eye 第三の目】 と言うことがよくあります。


大好きなプリンスの2015年発売のアルバムの表紙には

第三の目にサングラス というイラストです。


第6チャクラ【アージューニャー】にサングラス。


さすがです。



完全に趣味の話です

先日たまたまクラスでプリンスの話になったり

7日はプリンスの誕生日だったし


ちょっと思い出しだので www


すみません 笑

 


最期に。



スピリチュアルとオカルトは違います 笑。




目に見えないけれど 確かに感じられるもの。


風も呼吸も音も温度も目には見えないけれど確かに感じる。





こころや気持ち、感情も感覚も目には見えないけれど確かに感じる。


少し違った意味合いでスピリチュアルと言う言葉が使われていることもありますが


目に見えなくても誰もが感じることができる自分自身の魂の声ってありますよね。




経穴(ツボ)も経絡も


ナディ―もチャクラも目には見えません。


レントゲンにも映りません。



それでも


ヨガや瞑想などを続けることでその存在も状態も感じることが出来ます。



自分自身の心身に向き合うことに【チャクラの存在】を感じてみることで


より具体的に今の状態や必要な養生が見えてくる。



身体の奥の方から届けてくれる声を聞くことが出来るような気がします。


スピリチュアルって誰もが生まれながら持っている魂の意識だと思います。


そして誰もがおこなったことのある【祈り】と言う行為も スピリチュアルそのものだと思います。



サンテクジュペリが『星の王子様』の中に残してくれた


「本当に大切なものは目に見えない」という言霊を思い出します。



プリンス繋がりですwww。







最後までお読みいただきありがとうございます。


いつもありがとうございます。









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