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オーバツタ Obatzda

残暑お見舞い申し上げます。


残暑というにはまだまだ厳しい酷暑に加え

地震や台風など自然の猛威が重なり

心身の疲労がたまっていなければいいのですが。


こちらドイツも熱波が再来しており

南ドイツには熱波警報が発令されています。


エアコンが普及していないドイツでの暑さ対策は

陽射しと暑い外気が室内に入らないよう

太陽が高い位置にある時間帯(大体10時~19時くらい)

窓とシャッター(または日除け扉)を完全に閉めること。


夏日の室内はかなり薄暗いのです。


日没を迎えると暑気も落ち着き窓を開けると

ようやく心地好い風を感じられると同時に

網戸がないためあらゆる虫の侵入に悩まされます。


それもあって

屋外の日陰が大人気。

つまりビアガルテン。

ドイツの夏の風物詩です。


木陰や日除けパラソル席はあっという間にうまります。


大きなビールジョッキ片手に

短いドイツの夏を楽しむ人々。

写真は地元のいつもの散歩道の森の中。


老若男女、民族衣装のトラハトを着て

そして地元のブラスバンドの演奏を楽しみます。

なんとも和やかな雰囲気です。



オーバツタ Obatzda

南バイエルンのビアガルテンで欠かせない

地元料理のひとつに【オーバツタ】があります。

私も夫(BW州出身)もこちらに来て初めて食べました。


綴りもいくつかあり、

手元にある3冊のバイエルンの料理本で全て違ってました!


Obazda / Obatzda / O'batzter


お料理というよりスナック的な位置づけです。

カロリーが気になるところですが ついつい食べたくなってしまう一品。


たいていはブレッツェルと一緒にだされるのですが

また見事に合うんですね、これが。

(ちなみに、ブレッツェルも地方によって呼び方が変わります)


材料は日本でも簡単に手に入るものばかり。

作り方も簡単です。


いくつかレシピがあるのですが

シンプルなものをご紹介。


Obazda オーバツタ

A ・完熟カマンベール125g(細かくする)

・クリームチーズ60g

・無縁バター20g

B

・塩コショウ 適宜

・キャラウェイシード 適宜

・パプリカパウダー適宜

・ビール大匙2


Aを混ぜて、Bで味と柔らかさを調整。

カマンベールチーズは十分柔らかくなったものを

使うのがお勧めです。


*ビールの代りに洋ナシのブランデーや

柔らかさを出すために牛乳を加えるレシピもあり


レッドオニオンのスライスや

チャイブ、好みのハーブを添えて

ブレッツェルやドイツパンがあれば一緒に


ゆで卵やピクルスを細かく刻んだものが

入っているのも美味しかった記憶があります。


Obazdaでグーグル先生に画像検索してもらうと

イメージが膨らみますよ。


ビール好きな方は是非ビールのおともに作ってみてくださいね。


 

まだまだ厳しい暑さが続くようですが

日本ならではの夏も楽しみながら

ご自愛のほどお過ごしくださいませ。 最後までお読みいただきありがとうございます。


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