その昔、大切なエネルギー源として使われていた泥炭。
散歩好きなドイツ人は
その泥炭地の跡地をも
自然豊かな散歩道にしてしまいます。
山登りの勾配がきついな、と言う日の
平坦な道のりのハイキングにぴったりなんです。
奥深くまで続く苔の絨毯
大地のうねりに緑の濃淡を彩り
木々の根っこはその下に横たわる
波ひとつない静謐な沼の水面に
自らの影と一体化しながら
モノクロームでその存在感を顕す枯木
ぽつりぽつりと雨の滴が当たる頃
足元に大きなキノコと小さなキノコ
森の小さな住人たちが
きっとここで雨宿り
最近の気温は20度を下回るどころか
今週は10度にも達しない日が
訪れる予報が告げられています
今年もドイツの夏は
足早に走り抜けていきました
肌寒かったこの日
羊はご自慢の羊毛が心地いいのか
嬉しそうにメェ~と上機嫌
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