どんな時も
光を見失わずに
いられるよう
繋がっていることを
忘れてしまわないよう
新月の瞑想から
再び醒めて
(あるいはいつもの夢に
戻ったのかもしれない)
いずれにせよ
いつもの空を見上げて
隠れる月を探す
新月の日
夜を照らす変わりに
月の光は森に託される
土に還る日を待つ葉に
注がれる光の粒子
葉脈へと流れ行き
トライコームが反射する
一滴も取り零さぬよう
葉の掌を柔らかにして
そっと掬い続ける
蜘蛛の糸は道標
誰も迷子にならないように
今日も森に聴く
遥か彼方から
届けられる
懐かしい声
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