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ひとつよが

Yoga Nidra ヨガニドラ

Yoga Nidra(ヨガニドラ)について簡単にまとめてみました。

Yoga Nidraとは?

Nidra(ニドラ)はサンスクリット語で「眠り」を意味します。Yoga Nidraとは「眠りのヨガ」。とは言え、完全に眠ってしまうのではなく、起きている状態(覚醒状態)と眠っている状態(睡眠状態)の間に意識を保つ練習がYoga Nidraです。「意識を伴った眠り」とも言われます。まさに「まどろみ」の状態。

私の中では『仰向けの瞑想』としても受け止めています。

Yogaクラスの最後に行われるシャバアーサナよりさらに深いリラックスをもたらします。タントラ系のYOGA(ハタYOGAやクンダリーニYOGAなど)で継承されてきたテクニックのひとつで、良く行われるのは、身体の部分部分を辿っていくボディースキャンを使う方法です。

Yoga Nidraの効果

Yoga Nidraの「意識を伴った眠り」による10分から30分は、通常の睡眠に置き換えると2時間から4時間、またそれ以上の睡眠に値すると言われています。日々の暮らしの中で、ほんの10分でもYoga Nidraを取り入れることで、慢性的な疲れやストレスを軽減できることが期待できます。同時に、リラックスを得ることで、仕事や作業がはかどる、記憶力がよくなる、アイデアが浮かぶ、などの効果もでています。 ストレスや緊張の多い都市部に生活する人々、多忙なビジネスマン、日々の暮らしのせわしさや、複雑な人間関係に疲れた現代人にとって、より快適によりリラックスして生きるためのツールとして注目され始めています。

Yoga Nidraの状態とは

覚醒と睡眠の間に意識を保つことによって、脳波がβ(ベータ)波とθ(シータ)波が交互にあれわれます。徐々にリラックスが深まり、まどろみの状態になるとα(アルファ)波からθ(シータ)波へ。副交感神経が更に優勢となり、リラックス度が高まります。 θ(シータ)波の脳波では、記憶力や学習能力にかかわる器官の海馬が活性化されると言われています。認知症予防や、集中力の回復などが期待されるとのこと。

通常の起きている状態の脳波はβ(ベータ)波。緊張状態だったり、神経を張りつめている状態。交感神経が優勢な状態です。 Yoga Nidraは、意識的に脳波をアルファ波からシータ波に移行できるようにする練習です。これが出来るようになると、自ら自分自身をリラックスした状態に置くことが容易になるでしょう。

自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスをよりよく保つためにも、Yoga Nidraを取り入れてみませんか?意識的にリラックスの状態へとコントロールし、気付かぬうちに溜まっている様々なストレス、慢性的な緊張などから自身を解放してあげましょう。深いリラックスは疲労回復、毎日の良質な睡眠を促してくれます。更には日々の生活や人間関係もより快適な状態へと変化していくでしょう。

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