こんにちは。
日本の夏。酷暑が続いていますね。夏バテなどしてませんか?
子供の頃はエアコンがまだ一般家庭には普及していませんでした(よね? 笑)。小学生の頃の夏休みは朝から市営プールで遊んで、帰ってきたら、うちわと扇風機、スイカと最中アイス。家の窓と言う窓は全部開け放って、一番風通しのよいところにゴザとタオルケットでお昼寝というのが定番でした。
当時は室外と室内との気温差もさほどありませんでした。エアコンが普及した今は、電車に乗ると冷えて、再び外の酷暑、そしてオフィスや室内、お店などでまた冷えて・・・。その気温差は10度以上。カラダがその変化に対応しきれずに疲れたり、思った以上に冷えたり、または熱中症になったり。
エアコンなどの機器に頼ることなく、自らのカラダと呼吸を使って自然に、そして優しく身体の熱を冷ますプラーナーヤマ(呼吸法)が【シーターリ呼吸法】です。
【シータリー呼吸 ・ Sitali Pranayam】
冷却・熱を冷ますという意味のシータリー。夏は50度を超える日もあるというインドだからこそ生まれた呼吸法。日本の暑い夏にもぴったりです。
ヨガでは鼻で吸って鼻で吐く呼吸が基本ですが、このプラーナーヤマは「口で吸って鼻で吐く」呼吸です。
やり方は簡単。
口から舌を出して、ストローのように筒状に丸めます。ゆっくりとその丸めた下から息を吸い冷たい空気を体内に取り入れます。口を閉じ、1~3秒息を溜め、肺が冷たい空気に触れるのを感じ、その後、温かい空気を鼻から丁寧に吐き出します。これを数回繰り返します。
冷却効果のほか、リラックス効果、喉の渇きを抑える効果も期待できます。座ったままでも立っている時でも、また寝苦しい夜など、いつでも気軽にできる呼吸法です。是非試してみてくださいね。